10月18日、たまたま片品に行く用事が出来たので、うまく晴れれば撮れるかも知れないと期待して、機材を積み込んで早朝に出発しました。用事を終わらせてGPVで調べると良さそうでしたので、撮影地を探しに・・・

片品では2006年頃からサエラリゾートの駐車場で数多く撮影していたのですが、数年前にリゾートが閉鎖されて、そこに太陽光発電施設が出来た関係で、2017が最後の撮影なってしまいました。今回、その後の状況?を見て来たのですが、上下の駐車場だけでなくゲレンデまでパネルが敷き詰められた大規模発電施設になっていました。
と言う事で、数回使ったことがあるのですが、サエラの南に位置する畑の農道で撮影することにしました。一応、近くの農家の方に撮影する旨伝えてから設置を開始しました。

9月の新月期の天候が悪かったので、2か月ぶりですね。早々に機材を組み上げて設定を開始したところ、ガイドが動かない状況が発覚。ステラナビから赤道儀は動かせるのに、ガイドのキャリブレーションでは何も動かないのです。ガイドカメラの画像はPC上で見えてはいるのですが・・・ 丁度その時、ハルのパパさんとメールをしていたので相談してみたところ、カメラのコントロール部の故障ではないかと言う事で、サブのガイドカメラに交換したところ 動作出来ました。  ビンゴ!!!
予備の機材は重要ですね。

今まで、ASI183MMProは小型センサーと言う事で、小天体を撮影するときに、Extenderと組み合わせて使っていたのですが、カメラ本来の性能を確かめると言う事で、今回はFSQ130EDに直焦点で使用してみました。特に短時間露光も加えて、星像が小さく表現できれば・・・と思っています。

      M33
M33Web
      FSQ130ED+Astrodon LRGB Filter
      ASI183MMPro Gain:270 Ofset:10 -20℃
      L:5min x 10 + 20sec x 12
      RGB:各5min x 3(1x1ビニング)
      Mount:CRUX200HDA
      Guide:GT40+QHY5Ⅲ174M+PHD2
      Software:SI8、PSCC2020

今回の撮影はこれ一枚になってしまいました。ガイドのトラブルでスタートが遅れたこともあるのですが、午前1時過ぎに農家の方々が来て、何と大根の朝取りが始まってしまいました。当然サーチライトを付けての収穫ですので、こちらとしては撮影どころではなく、早々に退散することに・・・
撮影場所はそこの環境を十分考慮しないといけないですね。