銀河の季節にε160EDだと焦点距離が短いので、複数の銀河を一画像に収める撮影をしてきましたが、鏡筒の解像度が非常に高いのと、センサーの解像度が上がり、特に画素サイズが小さくなってきているのでどこまで撮影できるか挑戦してみました。そこで時期的に良いM83狙いで準備を進めました。鏡筒はε160EDとし、εExtender160EDを装着し更にCanon Extender EF1.4x を重ねて使用して(合成焦点距離1120mm)、カメラをASI183MMproと言う組み合わせとしました。
ハルのパパさんに連絡したところ撮影を準備されていたので、3月19日嬬恋にご一緒させて頂きました。パパさんもM83狙いとの事なのでイプシロンでどこまで迫れるか、結果比較が楽しみなところです。因みにパパさんはMewlon250CRSになります。

      M83
M83stweb
      ε160ED + εExtender160ED + Extender EF1.4x +Astrodon LRGB Filter
      ASI183MMpro Gain:111 Ofset:10 -20℃
      L:5min x 23 RGB:各5min x 9
      Mount:CLUX200HDA
      Guide:GT-40 + Ultrastar + PHD2
      Sftware:Pixinsight、BXT、StellaImage、FlatAidPro、Photoshop

M83は高度が低いので視界が心配でしたが、問題なく、しかも気流も安定していたので解像度良く撮影出来たのはラッキーでした。撮影開始まで時間があったのでそれまでの間、M106を撮影していましたので併せてアップします。撮影時間が短いので、おまけ程度と言う事で・・・

      M106
M106_ABEweb

      ε160ED + εExtender160ED + Extender EF1.4x +Astrodon LRGB Filter
      ASI183MMpro Gain:111 Ofset:10 -20℃
      L:5min x 14 RGB:各5min x 4 Hα:5min x 8
      Mount:CLUX200HDA
      Guide:GT-40 + Ultrastar + PHD2
      Sftware:Pixinsight、BXT、StellaImage、FlatAidPro、Photoshop

今回はExtenderをダブルで使用して1120mmとしてみましたが、十分見られる画像だったように思います。この焦点距離だと気流の影響の方が大きくなりますが幸いにもシーイングも良くラッキーだったと思っています。結果として、高解像度鏡筒と高精細カメラの組み合わせは結構使えると思います。Extender EF2.0xも持っていますので、機会があれば挑戦してみたいと思います。