4月、8月、10月と半年の間に行った遠征がたったの三回。昨年、今年と天候には悩まされてしまいますね。と言う事で撮影方法も忘れてしまいそうなこの頃ですが、10月4日に朝霧高原でやっと撮影できましたのでアップします。
久しぶりと言う事でトラブルが多く、撮影開始まで時間が掛かる事・・・
QHY16200にオフアキを付けた状態でスケアリング調整してありましたので、その状態で持っていったのですが、FSQ130EDにF3Reducer装着するとピントが出ないことが現地で判明し、悩んだ末、直焦点に変更する方向で作業に・・・
更に機材制御用のノートPCがWindows7でしたので、Windows10が実装されたPCに更新して初めての撮影でしたので、事前にチェックはしたものの、β-SGRソフトと撮影ソフト(MaxImDL)との間で画像が転送されず、手動でピント合わせを行うことになりました。(後日、β-SGRソフトの設定の誤りが見つかりました)
焦点距離が変わってしまいましたので、計画を変更して先ずはM33を狙いました。

        M33
M33-3web
        FSQ130ED+Astrodon LRGB
        QHY16200 -20℃  
        L:5min x 8 、RGB:5min x 4(2x2ビニング)

ハロの部分も表現できるように調整してみましたが如何でしょうか。 L画像は10枚以上撮影していたのですが、久しぶりの撮影日和のせいか朝霧アリーナの駐車場も車両の出入りが多く、数枚被ってしまったのでこんなところです。
続いてNGC1333ですが、vdB16にかけての暗黒星雲を撮ろうと思っていたのですが、入らなくなったので、NGC1333中心で撮ってみました。

        NGC1333

NGC1333web

        FSQ130ED+Astrodon LRGB
        QHY16200 -20℃  
        L:5min x 7 、RGB:5min x 3(2x2ビニング)

M33と同様にカブリ画像が発生してしまい、少ない枚数ですがDfine2の輝度ノイズ処理を使って、何とか見えられるかな・・・と言った所です。また、焦点距離変更で画角的に中途半端な感じになてしまいました。

使用したソフト
撮影   :MaxImDL6.2
ガイド   :PHD2 
画像処理:SI8(ダーク減算、コンポジット)、FAP(復元)、PScc(画像強調他)

もう一枚、冷却6D+AposonnarでM45~NGC1499にかけて撮影していたのですが、思いっきり被ってしまい「没」となってしまいました。フードを付けなかったのが敗因の様に思います。

話は別ですが、今回の台風19号の前後に自宅の補強とか修理を行った為に、アップが遅れてしまいました。最近の気候変動が日に日に大きくなって来る様に思いますが、これから先が気になりますね。