前回の撮影時にご一緒させて頂いたモカのパパさんが、ふたご座流星群を撮ると言われていたのですが、直前に風邪でお休みの連絡が入って来たので、計画の練り直しとなりました。そこで、近場で視界が開けている場所と言う事で、練馬区の光が丘公園に先ずは向かいました。 多少明るくても写るだろうと言う前提だったのですが・・・
GPVでは21時には晴れる予測でしたが、全然晴れず、GPVで再度確認して、北西方向が晴れているのを信じて、急遽、荒川河川敷(志木市)に移動し、再スタートしることにしました。
結果は、何とか雲が切れてくれて、3時間程度撮影でき、30秒露光で300ショット以上の枚数撮影しましたが、写野に入ったのは二つだけと言う寂しい状況でした。

        ふたご座流星群
18年ふたご座流星群web
       Sigma 15mm F2.8 EXDG 対角魚眼 (f=4.0)
       EOS 5DⅡ ISO640 30 sec x 2画像を比較明合成

よく見れば上の方に二つ入っています。 まっ、ボウズじゃなくて良かった!
視界は良いのですが、首都圏内ですので月が入っても明るくて、露光時間は伸ばせないし、感度も上げられないので、やはり暗い所の方が良かったかもしれない・・・と思う事しかり。

ところで、最近の撮影でフラットが合わない状況が発生しているので、スカイフラットを試そうと準備をしていました。三本松さんの記事を参考にさせて頂いて、刺繍用の丸い枠に拡散板を張ったものを制作しました。

IMG_5784web

刺繍枠は5種類のサイズのセットで2000円程度でAmazonで購入。左側の大きいのは、2mm厚のアクリル板を使用しFSQ用、右側の小さい方はスーパーのビニール袋を張ってAposonnar用としてみました。(従来はLEDのパネルに拡散板を挟んで使用していました) 先週、撮影に出た際、たまたま晴れず、フラット撮影だけで帰ることになったので、テストしてみました。 最終結果は画像処理してみないと分かりませんが、これらを鏡筒(レンズ)の上に載せただけだと、ちょっとした風で飛ばされてしまうので、固定手段が必要でした。今回はビニールテープで止めて使用しました。

丁度11月9日の撮影時に、Aposonnarで撮影したデーターが未処理で残っていたので、それに今回のフラット画像を適応してみました。

バラ星雲、クリスマスツリー周辺
バラクリ周辺web
Aposonnar(f=4.0) + LPS-D1 + 6D冷却改造
5min x 13   ISO1600

絞りをf=4.0 まで絞っているので、周辺減光はほとんど無いのですが、少なくとも悪い結果では無さそうです。 更に回数を増やして試してみたいと思います。 但し撮影時間が掛かるので、冷却CCDで各色撮って行くにはちょっと厳しいかも。

前回ブログにアップした画像の内、M42周辺の画像に衛星の輝線が残っていたので、PSでちまちまと消し込んで、再度アップしました。併せて若干ですが強調を強めたので、モヤモヤが見られる様になりました。

M42周辺 再処理
M42T塵取web
        FSQ130ED + 645Reducer + Astrodon GenⅡ Tru-Balance E
        QHY16200 -25℃
        L:5min x 9 3sec x 7
        RGB:各5min x 3 3sec x 2 (2 x 2ビニング)

多分、2018年内の撮影はこれで最後になると思います。 来年は天候が良くなってくれることを期待して・・・ 

では、良いお年をお迎えください。