星より機材

天体写真いつまで経っても暗中模索

2017年08月

以前より長焦点撮影(Extender使用時)に現れるガイドエラー対策を行って来ましたが、完全な対策が出来ていませんでした。 今回の対策は「残りはここしか無い」という最後の手段・・・かも。

状況は、
・ガイド星は安定して捉えているにも拘らず撮影画像が極僅かですが動いていく。
・動く方向は重力方向。
・移動量はコンポジットの最初と最後でずれて来ているのが分かる程度。
今までの対策
・ガイド鏡の変更
・EOSマウントのバネの強化
・鏡筒バンドの締め付け強化
それなりに改善効果はありましたが完全では無く、まだ残っているので今回の対策となりました。

で、今回は、三基光学館からアドバイスを頂き、鏡筒バンドの内側のフェルトをプラスティックの板に変更しました。 ホームセンターで見つけた「敷居滑り」が簡単そうだったので購入。 フェルトは両面テープで貼ってあるだけなので剥がして、そこに貼って見ました。 (勿論、鏡筒下側のバンドも)

IMG_5269

バンドを締めた時の感覚は、フェルトのときは「何処までも締め込める」に対し、敷居滑りは「ある程度締めると止まる」に変わりました。

この天候ですから、何時テストできるかは分かりませんが、ちょっと期待出来そうな感じですよね。

お盆休みの渋滞を避けながら、畑の作業を兼ねて片品に行って来ました。 撮影とは言っても天候が今一なので場所が決まらず、行っては見たものの・・・  日付が変わる頃まで待っても霧が晴れず、GPVを再確認して南へ移動して、結局、平川で雲が切れるのを待ってました。
待つこと30分程度で雲が切れて来たので、セットを始め 1時前に撮影を始める事が出来ました。 準備中に数個の流星が飛んでいたので幸先良しと思っていたのですが、撮影を開始してみると・・・  

ペルセ2017web

シグマ15mm F2.8 EXDG Fisheye (F5)
EOS5D Ⅱ ISO800 60秒 3枚 比較明
ナノトラッカーによる追尾

流星が飛んでいます。 さて、どこでしょう?
クイズにもなりそうに小さいものが三個だけしか撮れませんでした。
もう少し早く始めていたら・・・とは思いますが、この天候の中ですから、これでも良しとしますかね。



天文ガイド9月号に入選しました。
対象はM109で、FSQ130EDに2倍のExtenderを使用して冷却6Dで撮影した画像をトリミングしています。

IMG_5166

撮りっぱなしだと極々小さいので諦めてたんですが、トリミングしてみたら結構良かったので応募してみました。 時期外れの銀河で、競争相手が無かったのかも知れませんが・・・

それにしても、この天候は何なのでしょうか。 昨年は6月7月それぞれ2回遠征出来たんですがね・・・ 困ったものです。

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