8月3日、関東南部が晴れる予報でしたので、星が山公園(湯河原町)に遠征してオフアキの動作確認を行って来ました。 この時期ですから、すっきり晴れるという訳には行かず、日にちが変わる頃から何とか撮影できる状況になってきました。

撮影対象はM31として画角を設定して、ガイド設定に移ったのですが、ガイドの画面には星は写っていますが、輝度が低いのか、そのままではキャリブレーション出来ませんでした。 オフアキのつらい所ですね。 そこで、露光時間を伸ばしてキャリブレーションを済ませて、一度ガイド動作に入ってから、露光を短くして何とか対応しました。

手間が掛かっても、今まで問題となっていた画角がズレる現象が収まればよいのですが・・・

と言う事で、撮影後に画像を確認してみると、何と依然として画角がずれているではないですか!!! オフアキでガイド星がロックされていると言うのに、何でずれるの???

ズレ画像

上の画像は、Lの5分露光を8枚コンポジットした画像の一部を切り抜いて拡大したものです。当然、星基準でコンポジットしますので、星は止まりますが、画角がずれる分だけ、センサーの輝点は動いてい写る訳です。 この画像で移動量は100μm位で、GT40同架によるガイドと変わらない様です。

オフアキを含めて今までの対策で強化変更してきた項目を除くと何が残るのか???

ガイドソフト(MaXimDL)が残っていました。
確かに、MaXimDLでは撮影画像をダウンロードする際にガイドが止まります。その後、ガイドのセットアップ動作が入り、次の撮影とガイドが始まります。ガイド星を表示する画面を見る限り、ガイド星が変更されること無く継続的にロックされているので、ズレてないと思い込んでいたのが間違いかも知れないですね。

次回の撮影では、ガイドソフトを変更して、撮影動作とは切り離した状態で撮影して確認したいと思います。
折角ですので、当日の撮影画像をアップします。大した画像ではありませんが・・・

         M31
M31web2

        FSQ130ED+Astrodon LRGB
        QHY16200 -15℃  
        L:5min x 10 、RGB:5min x 3(2x2ビニング)
        
改めて輝点ズレの画像を見てみると輝点と輝点の間隔が長いので、ガイドが停止している間に大幅にずれているようですね。 PHD2を使って見ようかな。

8/9追記
 ちょっと気になって、ガイドがディザになっていないか調べてみたのですが、
 オフでした。